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air8.wav(44.1kHz / Stereo / 15sec / 2.52MB)
測定後7.9秒経過、τ1=0.14msec、φ1=0.24、τe=4.32msec、Φ(0)=-9.16dBA(ほぼ最大)、合計時間
0.12秒
基本周波数は 1.22msec、800Hz。τ1は0.14msec、7kHzです。
τ1 自己相関の遅れ時間最小のピーク。この場合は高周波成分です。また一番大きなピークの遅れ時間は基本周波数です。基本周波数と高周波の間の周波数が大きく離れていて間を埋める周波数のピッチが弱い、これらが自己相関のピークをτ1の短い時間に作る最大の原因です。
τ1の計測後7.8秒から8.25秒までの経過のグラフ、このズーム機能は新機能です。τ1は高周波6kHzから5.5kHz高周波純音の強いピッチとピッチの変動をあらわしています。
着陸時にはエンジンの出力を最小限に絞っているとはいえ、高周波成分は7kHzという高い音のピークのジェット騒音が出ています。
最後に、着陸時のジェット騒音についてまとめてみましょう。
飛行場への接近時にはジェットエンジンの代表周波数がドップラー効果で高くなって聞こえます。そして一定以上に接近すると、進行方向と音の方向の差が大きくなるため、ドップラー効果が減少し音の高さが下がってきます。さらに接近して機体が真上にくると、基本周波数と高周波の甲高い音がします。通り過ぎるときには、ドップラー効果(音が下がる)で低い周波数となった基本周波数を中心にジェットノズルから吐き出される高周波と、吹き飛ばされてくる低周波の両方の影響を受けます。飛行機が遠ざかると高周波、つぎに低周波と減少していき、それ以後は代表周波数になります。
October 2002 by Masatsugu Sakurai