幾何音響理論に基づく室内音場合成(応用)

I.はじめに

概論につづき幾何音響に基づく室内音場合成の大空間への応用について述べる。

膜屋根の持つ明るさや、可動式屋根のもつ開放性を生かした大空間のニーズは大きい。しかし、長い残響やロングパスエコーは、スポーツイベントやロックコンサートなど様々な催し物を行うときの障害となる。ある設計条件下で、催し物における音響状態を聴いて評価できる室内音場合成システムは強力な音響設計ツールとして活用の場が増えている。

音場合成の実現方法は様々であるが、その方法が「よりよい音響」を創造するための実用的なツールであるか否かは重要なポイントである。 大空間の音響設計への実用性は、(1) 予測精度が検証されている、(2) 十分なケーススタディが素早くできる、(3) 試聴結果を設計に反映できることである。 データ入力から音場計算、可視化、そして可聴化にいたるまでシステム全体が「実用的である」ことの目安は、次の点を満足することとする。

a. 音場再現精度 三連音節明瞭度誤差±10% ,音響指数STI誤差±0.1
b. ソフトウェア 最大データ量;壁面数1024 ,音源群数32 ,受音点数16 ,反射次数5。
即時にできる条件変更。十分な音響CAD表示機能。
c. ハードウェア 最大音圧105dB ダイナミックレンジ 70dB F特性63〜16kHz 雑音30dB以下
d. 処理能力 吸音条件数4 ,音源条件数4 ,受音点数4(64ケース) を7日で検討終了。
(壁面数にもよりますが、現在は数秒かもしれません)


II.大空間へ適用する音場合成方法

筆者らが用いている音場合成システム(以下、「本システム」と呼ぶ)では、空間形状,仕上げ材料などの建築設計的要素と、スピーカ配置、構成、動作条件など電気音響設計の要素とを入力データに包含させる。また、実際の大規模な拡声システムと膜屋根構造物内の長い残響を考慮した可聴化方法を採用している。以下、そのポイントを述べる。

1.音場のモデル化と音場合成の概要

音場は、図−1に示すように、直接音 , 低次の反射音 , その他の反射音の三成分に分けてモデル化する。 低次の反射音は虚像法計算で求める(以下、「虚像法反射音」)。 その他の反射音は、計算時間がかかる高次の虚像法反射音や散乱波などを含む反射音(以下「残差成分」)で、虚像法反射音から推定するアルゴリズムから求める。

図−1 音場の三成分による音場のモデル

(1) 直接音   直接音の可聴化では、スピーカの動作条件 ,信号増幅系 ,伝送経路 ,距離減衰 ,空気吸収を考慮する。 被験者は、これを直接音の到来方向に置かれたスピーカから聴く。 直接音の原音は、実際に使用されるスピーカから音声,音楽などを無響室内で再生し、ディジタル録音することにより得る。 直接音の可聴化方法については後に示す。

(2) 虚像法反射音  反射音は受音点への入射角度により経度方向は45°ごと緯度方向は-22.5°〜+22.5°, +22.5°から+67.5°に区分される。 被験者はこれを緯度0°, 45°に置いた16個のスピーカから聴く。 虚像法反射音は音源の指向特性,壁の吸音率により異なる周波数特性を持つが、一本一本の反射音に周波数特性の異なる原音を与えることはハードウェアの制約からできない。 そこで本システムでは、音源から空間に放射される音響パワーの周波数特性で直接音の原音を補正し、反射音の原音とする。

(3) 残差成分  室の構成面数が200〜500のときは、計算で得られる虚像法反射音は5次〜3次が限界であろう。 そこで本システムでは、高次の虚像法反射音や散乱波などを残差成分として加える。 残差成分の立ち上がり時刻とレベルは16方向区分ごとに決め、そお減衰はアイリング・ヌーゼンの式で求めた残響時間値を使う。 残差成分は、虚像法反射音の場合と同様に16方向に置かれたスピーカから出す。 写真−1に示すスピーカの中央にいる被験者の位置で、これらの三成分が合成される。 被験者はどの方向に顔を向けても良い。 マルチスピーカ型の試験方法では数人の被験者が同時に聴くことができる。 虚像法反射音と残差成分の可聴化方法の詳細については文献(1)〜(3)を参照されたい。ここでは以下に直接音の可聴化方法の詳細について述べる。

写真−1 シミュレータの試聴内部と被験者

2. 直接音成分の可聴化

ハース効果で知られているように、最初に聞こえる音(直接音)は人の聴覚にとって重要である。 それゆえ直接音はあらゆる種類の音場合成でも最も重要な成分である。 反射音成分がどんなに精密に再現できたとしても、直接音の再現性が悪ければ意味がない。大空間への適用を考えるとき、催し物のバリエーションに対応したドライソース(可聴化用原音)を用意すること、大規模な拡声システムに対応できることが重要と思われる。

(1) 可聴化用原音

大空間の催し物では表−1に上げた種類の音が出ると思われるが、そのほとんどが常設の拡声システムまたは持ち込み拡声システムを使用した拡声音と考えてよい。拡声音でよりよい音響を得るためには、「拡声音の品質」 ,「音声の明瞭度」 ,「音楽の美しい再生」の三点が大切である。 本システムでは可聴化用原音はこの点を考慮して、@アンプやスピーカなど実際に使う機器や A配線ケーブルを使い B一般場内放送から音楽イベントまで実際に拡声されるソースを使ってドライソースを作ることとした。

表−1 大空間の催し物での音の種類

 場内放送  一般案内 ,呼び出し ,BGM ,避難誘導放送
 式典 ,集会 ,スポーツ  挨拶 ,宣誓 ,号令 ,行進曲 ,ブラスバンド ,BGM ,国歌
 音楽イベント  ボーカル ,合唱 ,オーケストラ ,ロックなど演奏音

a. ドライソース  ドライソースはスピーカの正面1〜4mに置かれたマイクロホンで収音し、ディジタル録音する。 録音された音は、拡声系の歪みやノイズ ,伝送系の歪みや信号損失さらには定量的に評価が難しいスピーカの音質を含む。 また録音時にはいかなる周波数ウェイトも掛けず、またスピーカの種類によらず同じレベルで録音する。

b. スピーカ特性  拡声スピーカの音圧周波数特性もまた無響室で測定され、データベースに格納される。 図−2-1 は米国COMMUNITY社製ホーンスピーカ PC242をJBL社製ドライバ 2450Jで駆動したときの水平面の音圧周波数特性である。0dBは1m ,1w入力に換算した音圧レベルである。 指向周波数特性は0°方向の音圧特性で基準かしたものとして、図−2-2のように与える。 スピーカにはこのように狭い指向性をもつものが少なくない。 スピーカの特性を定量的に把握し、音場に合ったタイプのスピーカを選択することは大空間の音響設計の大切な部分である。


図−2-1 PC242の音圧周波数特性


図−2-2 PC242の指向周波数特性

(2) 直接音の定式化

大空間では複数のクラスタスピーカ(低音用 ,高音用スピーカが組み合わされているスピーカ)が拡声スピーカに使われることが普通である。 そこで単純な構成のクラスタから複雑なものまで、いくつかのケースについて直接音の計算式を示す。

a. スピーカが1個の場合

広帯域ピンクノイズ(20Hz〜20kHz ,1w相当)入力時における1m点の平均二乗音圧P(Pa2) ,入力パワーW (w) ,信号のエネルギー平均が−15dBになるように録音された音源信号S (t) ,音源から見た受音点方向(θ,φ)の指向性係数K(θ,φ),音源受音点間距離 r (m) としたとき、受音点における音の強度 I (t)は次式で与えられる

b. スピーカが2個の場合

2wayスピーカ : 低音用 ,高音用が各一台の場合、受音点における低音用 ,高音用スピーカの音強度 IL ,IH ,ローパス ,ハイパスフィルター係数を LPF , HPF として、

となる。また、同じ種類のスピーカ2台が入力パワー ,指向性係数:W1,K1(θ1 ,φ1) ,W2 ,K2(θ2 ,φ2)である音源の場合は、十分離れた受音点での音の強度 I (t) は

となる。低音用または高音用で種類の異なるスピーカが1台ずつ取り付けてある音源 : P1 ,W1 ,K1(θ1 ,φ1) ; P2 ,W2 ,K2(θ2 ,φ2)場合は次式となる。

ここで音源信号S1とS2に同じ音源信号S(t)が使えるならば、次のように簡単になる。

c. 一般のクラスタスピーカの場合

さらに (5) 式をn個の場合に拡張することができる。 ここで、WPn は音源群のパワー ,Kn は音源群の指向性係数と考えてもよい。 (6) 式は単一音源と同じ形になっている。

NL 個の低音用スピーカとNH 個の高音用スピーカで構成される音源群Gi では、(2) 式を導いたときと同様と考えれば次式となる。

音場の中にm個の音源群がある場合、音源群の寄与IGi ,音源群−受音点間距離 ri ,オーディオディレーΔTi ,単位ステップ関数st(t) ,音速c とすれば I(t) は

ここで音源信号S(t) をドライソースとし、任意方向の音源指向性係数K (θ,φ)を水平面 ,垂直面の指向係数K (θ,0) ,K(0,φ) で近似すれば、比較的簡単に複数スピーカからなるクラスタの直接音を可聴化できる。 しかし、以下に示すような式が成立する条件が満足されているかを常にチェックしなくてはならない。

a. 受音点から音源群までの距離は音源群の大きさに比べて十分離れていること。
b. 異なるスピーカ原音を共通にするときは、正面方向の音が似ていること。
c. クラスタ内のスピーカ自身や二階席などによる回折効果の影響。

 

(3) 直接音の可聴化を実現するハードウェア

 (7) 式は信号処理の順に左からならべると次式になる。

(7) 式で示された一つの音源群から受音点への直接音の可聴化プロセスを図−3に示す。

低音用 ,スピーカのドライソースSL(t) ,SH(t)は、1台目のディジタルイコライザ YAMAHA DEQ7 に入る。 ここではチャンネルデバイダの役割を果たすローパス ,ハイパスフィルター LPF ,HPFと、音源群パワーWPLn ,WPHn に相当するものを VL ,VH で実現する。 音源群パワーはそれ自身は大きな値なので基準パワーWref で基準化し、VLには 10*LOG(WPLn/Wref)を、 VHには 10*LOG(WPHn/Wref)がセットされる。 左右チャンネルの信号はミックスされ、2台目のディジタルイコライザ YAMAHA DEQ7 に入る。 ここでは音源群の指向性係数KLn ,KHnと距離減衰 の値を実現する。 距離減衰は小さな値なので基準の距離Rref を用いて基準化し、VD には実際には 20*LOG(Rref/r)がセットされる。 またオーディオディレーΔTもここにセットされる。

図−3 直接音の可聴化を実現するハードウェアのブロックダイヤグラム

 

参考までにシステム全体のハードウェアのブロックダイヤグラムを図−4に示す。

ハードウェアを組む際には、なるべく市販されている民生機器を活用することとした。 これは、システム全体の信頼性 ,メンテナンス性を重視したためである。 実験用スピーカとしては英国KEF社製 KEF C-35 のユニットを自家製のエンクロージャに入れたものを使っている。このスピーカは63Hz 〜 8kHz まで±1.0dB以内の周波数特性をもつから特別な周波数特性補正を必要としない。 これは同軸・同位相2ウェイスピーカなので音像の定位が良い。 また癖のないクリアな音質をもつ。 なお、詳しい説明は、文献(4) を参照されたい。

図−4 システム全体のハードウェアのブロックダイヤグラム

 

III. 音場合成システムの実用性について

システムが実用的であるか否かのポイントは、(1) 予測精度が検証されている、(2) 十分なケーススタディが素早くできる、(3) 試聴結果を設計に反映できる の3点であると述べた。

この3点を踏まえてシステムの実用性を検討する。

1. 予測精度の検証

実際の音場と聴感上似ているか否かを厳密に評価することは難しい。 ダミーヘッドによる録音を再生し、実音場と疑似音場とを一対比較をする方法は有力であるが、前方音像定位の悪さなど、ダミーヘッド録音の問題が厳密性を損なわせる。ここでは、トーンバースト応答から求まる音響指数(日本語STI ,RASTI )や、明瞭性の主観評価量の一つである三連音節明瞭度の再現性により、システムの予測精度を評価する。

(1) 精度検証に用いた条件

15万立方メートルの大空間を検証事例として取り上げ、現場実測結果(以下、「実測値」)と本システムでの実測値(以下、「シミュレーション値」)とを比較した。

a. 現場の測定条件

実測現場は写真−2に示す。プロセニアム中央上部にメインクラスタ(ホーン8台、ウーファ2台)と舞台用補助スピーカ(ホーン1台)が用いられている。 受音点は16点とした。 定常状態の測定にはピンクノイズ(連続または断続)を用いた。なお、現場の暗騒音レベルは40dBA以下でかなり低かった。

b. 日本語STI ,RASTI の測定方法

音響指数である日本語STI ,RASTIは、ハニング窓付6波トーンバースト応答(500 ,1000 ,2000 ,4000Hz)から求めた。

写真−2 予測精度検証に用いた大空間建築

c. 三連音節明瞭度試験方法

三連音節明瞭度(以下、「三連音」)の比較は、同一受音点、同一音表を用いて行った。

本システムでの被験者は、現場でも被験者だった4名を含む計12名、受音点は16点、音表は各点3音表(男・女)である。 暴露音レベルは80〜85 dBで実測時とシミュレーションでは同レベルとした。

(2) 予測精度検証結果

a. トーンバースト応答の再現精度

まず、実音場とシミュレータ内のトーンバースト応答(500Hz)の一例を 図−5に示す。


図−5 P8におけるトーンバースト応答(500Hz)

 

b. 日本語 STI ,RASTI ,MTI の予測精度

日本語STI の内訳である500 〜4kHz のMTIとともに、音響指数の実測値、シミュレーション値の比較を図−6に示す。 MTIは約60%が±0.05 以内、約90%が ±0.1 以内の誤差であった。

STI は約65%が±0.05以内、100%が±0.07以内の誤差を示した。 RASTIでは、一点だけ0.1 以下安全側の値を示したが、その他の点では0.1 以内に入った。


図−6 日本語STI ,RASTI ,MTI の予測精度
c. 三連音節明瞭度の予測精度

三連音について実測値とシミュレーション値の比較を図−7に示す。

シミュレーション値の70%が±5 以内の誤差、約90%が±10 以内の誤差で実測値と一致した。

以上のことから、本システムによる合成された音場は実際の音場と同程度の「聴きとりにくさ」を示していると言える。 さらに違聴傾向の調査結果(5)はかなり良い一致を示しており、シミュレータとしての予測精度は、大空間については十分に実用的と考えられる。


図−7 三連音節明瞭度の予測精度

 

2. 効果的なケーススタディとは

音場合成の結果をより効果的に利用するには、問題の解決を助けるケーススタディを行うことである。 どのケースの音響が望ましいかを瞬時に判断するために、ケースのスイッチングの早さは遅くとも1秒でなくてはならない。 さもないと人間は今の音と直前の音とを細部に亘って比較することが難しい。 例えば、残響時間で2.0秒と 2.2秒の差は僅かであるが瞬時に切り替えることができれば容易に違いが判る。しかし、切り替えに数秒かかるとその差を感じることは困難である。 音質の差がわずかな場合も同様である。また必要以上に多くのケースを提示してもかえって混乱するので一度に比較するケースは4つが良いようである。 システムの効果的な活用例を挙げる。

(1) 施主 ,設計者に説明する場合

 a. 設計原案が問題となるとき、予想される音響状態を認識してもらう。
 b. 音響対策への投資と期待できる効果(C/P)とを評価してもらう。
 c. 現状の悪い音響の原因を明らかにし、対策案を提示する。

(2) 基本設計段階での音響検討

 a. 有害なエコー ,残響など音響障害をチェックする。
 b. 必要な音量が得られているか、場所による音量偏差がないかチェックする。
 c. 様々な催し物がどの程度可能かをチェックする。
 d. 吸音処理方法 ,吸音部位 ,吸音材料を検討する。
 e. 拡声方式の選択 ,拡声条件を比較検討する。

(3) 実施設計段階での音響検討 ,その他

 a. 入力パワー ,オーディオディレイの量など動作条件を決定する。
 b. 数種類のスピーカの中から音場に合うスピーカを選択する。
 c. 話し手がシミュレータの中で実際にしゃべり、話し易さをチェックする。
写真−3 は現在施工中の大空間で、テフロン一重膜の屋根を持つ多目的な体育施設である。

ここでは、スポーツイベントや集会 ,コンサートなどで利用されるケースにおいて必要な音響状態を得るために、本システムが利用された。 たとえば電気音響計画では10種類の拡声方式が検討され、さらに選ばれた方式について詳細な動作条件が決定された。

比較試聴したケースはダミーヘッド録音され、直接試聴できなかった関係者に提供され、音場の理解に役立っている。

写真−3 音場合成が活用された大空間の例

 

3. 試聴・評価結果を設計に生かすには

音場を試聴して何等かの音響障害が感じられたとき、それが何の原因によるかが判らなければ、場あたり的に試行錯誤を繰り返すこととなり、検討は収束しない。 悪い音響の原因は、空間を作っている壁面の形や素材 ,拡声スピーカが影響していることが多い。 そこで幾何音響の音線が、壁面の寸法に比べて短い波長の音響エネルギの主な流れを示している点に着目し、計算結果を可視化することで大体の原因がわかる。

その一例として図−8は良く用いられている音線経路図である。 この図では音源と受音点を通る断面内に入る音線のみが表示されているので、壁面どうしの反射関係をより明確にとらえている。

図−9は受音点から上半球を魚眼レンズで写したものに最終反射音の到来方向と強さ(印が大きいほど強い)をプロットしたものである。 本システムのようなマルチスピーカ型の試聴部では、反射音の方向をこの図と対応させてみると音場がよりよく理解できる。 このような音響表示機能は設計へのフィードバックを助け、検討結果に説得力をつける。


図−8 音線経路の特定断面内表示


図−9 最終反射点の表示(音響天空図)

IV. まとめ

音場合成システムの最大の利点は、予測結果として「実際に音が聴ける」ことである。建設に係わる施主 ,設計者そして音響技術者らが同じ音を同時に試聴・評価することが、音響仕様決定のコンセンサスを与えることは確かである。 今後この方面の研究とハードウェアの進歩は、より高精度な音場合成を実現するだろう。 システムの適用限界を知ったうえでこれを利用するならば、「よりよい音響空間」の創造に役立つと信じる。


(1) 大空間の明瞭度予測に用いる音場シミュレータについて (その1) 機器構成と制御方法  1988.10音講論P729

(2) 大空間の明瞭度予測に用いる音場シミュレータについて (その2) 予測精度の検証例   1988.10音講論P731

(3) 大空間の明瞭度予測に用いる音場シミュレータについて (その3) 予測誤差要因の検討   1989.3音講論P593

(4) A sound-field simulation system PART I,II  S&VC Oct.1990 , Dec. 1990

(5) 音場シミュレータによる大空間の明瞭度予測  建築学会大会論文  1989.10

(6) 鹿島建設の音響CADシステム  日本音響学会 ,建築音響研究会資料 AA-87-36