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研究利用

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 研究利用

具体的には、DSSF3と、Mmlibの両方立ち上げておいて、DSSF3で測定して、Mmlibで記録していきます。 

1. RA とMMLIBとの特殊連携処理追加

DSSF3 RAの測定画面 (オシロスコープ部分、スペクトラムアナライザー オクターブバンド ETC) だけを画像記録できます。 直接デジタルコピーされるので、Mmlibでの拡大、縮小により、リアルタイムより、精密な分析が出来ます。

Mmlib の新規データウィンドウの「ウィンドウコピー」ボタンを押したまま、取り込みたいウィンドウにカーソルを重ねると対象ウィンドウが青線で囲まれます。その状態でマウスボタンを離すと、画面イメージが瞬時にMmlibに取り込まれますので「保存」してください。この機能を利用すれば、1/3オクターブ分析や3次元、パワースペクトラム分析 などの測定画像のみを記録しておくことが出来ます。

2.画像処理連携ソフトとしてのMmlib の一般機能追加

RA, SA, EAなどで測定画像を保管したり、印刷したりするために取り込む場合には、Windowsの標準コマンドであるALT+PrintScreenを使用して、いったんクリップボードに、画像を取り込み、それからそれを、Paint などの画像プログラムに貼りこみ画像サイズなどをそろえてから、圧縮方式を指定してそれを画像ファイルにおとしてから、さらにそれをファイル取り込みでMmlibに取り込まなければいけなかったところを、直接Mmlibでクリップボードから画像を取り込めるようにしました。この機能により、音響測定ソフトに限らず、すべてのWindowsアプリケーションの画像を簡単にデータベース化や、印刷が可能になりました。アウトルックなどでのメールやFAXの添付画像もクリップボードを使用して、ワンタッチで、取り込み可能になりました。  

 また、MmlibはMicrosoft Outlook と統合されるように、開発されています。グループウエア環境やそのため、MicroSoft Officeはもちろん、科学分野、数学、統計などに、DSSF3のデータを統合利用するための、ライブラリとしての役割を果たしています。Mmlib はメールソフトのOutlook がインストールされていれば、メールを出せます。

つまり、DSSF3は純粋な測定分析システムです。Mmlibは豊富なマルチメデイア入出力機能や他アプリケーションとの連携や、互換機能を活用して、その場合はメールや、グループウエア、統計ソフトなどと、DSSF3を接続するための、ランタイムライブラリ(普段はメモリーに常駐せず、必要なときだけメモリーに読み込まれて、その機能を行うサブプログラム )として機能するといえます。

もちろん単体で使用しても、DSSF3なみの高性能な、Windows対応の電子ファイルソフトです。 ノートパソコンが「電子ファイル」になります

 

趣味や仕事に関する雑誌記事やファクス、メモの整理から、写真を整理するアルバムとして、また研究データベースとしても利用できます。大量のデータを保存、管理できるように、データベースの大容量化、スキャナ取り込みの自動化も図っています。Mmlib上のデータはフォルダごとに整理することができ、複数の画像を1つのファイルにまとめてメール送信することもできるので、データの配布にも便利です。

  

 

津山模型実験の模型内の写真です。1/10モデルです。「DSSF3」を使って、M系列信号でインパルス応答測定しました。このときは周囲の列柱や浮雲などの小さな音響付加物の効果を調べるのが目的でした。音響CADでは対象が小さすぎてシミュレーションできないため、模型実験になりました。この写真だけがカラーなので、サンプルとして掲載しました。
神戸国際会議でのプレゼンテーション発表画面の記録です。ベンツやポルシェ、フェラーリのエンジン音の同定のデモを行っています。もちろん同定は成功しています。
そのプレゼンの元になった、各車種別の音響パラメーターの時間解析グラフを比較検討しやすいように、左のフォルダー名のつけ方、データ名のつけ方が工夫してあります。こういった研究はデータ量が膨大なのと、似たような、まぎわらしいデータが多いので、わかりやすい分類整理が鍵になります。うまく整理できれば、物事が見えてきます。
前のグラフ部分を拡大しています。高解像度の画像は、拡大して見やすくして検討することができます。

 

3. DSSF3 SA とMmlibの連携機能

もともと、DSSF3は音声と、測定データを扱う、拡張32ビットの64ビットアドレスを使用した、マルチメデイアデータベース上に開発されています。Mmlibは画像と、テキストデータを扱う、同じマルチメデイアデータベースを使用しています。MmlibはDSSF3と、同時使用される場合は、データベースや、プログラムライブラリは、DSSF3のものをDLLとして使用します。そのとき、MmlibはDSSF3の画像記録、データ記録のライブラリとして動作します。

測定には、文字や画像記録は直接は必要ありませんが、研究ということと、測定結果をまとめるためには、Mmlibが重要です。特にSAは、高解像度な、たくさんの情報を出力するので、Mmlibは非常に役立ちます。Mmlibは、なかにファイルという概念がありません、すべてデータベースファイルに記録されます。これはDSSF3と、Mmlibの共通の特徴です. もちろん、データベースから、通常のファイルを出力できます。

また設定パラメータや、数値データはテキストデータベースとして、同時にマルチメデイアデータベースに同時に、記録されます。画像データの下の部分に、同時表示されます。この表示部分の大きさや、割合は、マウスドラッグで任意に変えられます。 

 
SA(サウンドアナライザー)のΦ(0)のグラフです。これは DSSF3で測定したMERCEDES BENZ S560の左の前輪脇での音圧レベルの時間推移を表します。このWindowのみの分析結果をMmlibに写す場合は右上の[スクリーンコピー]ボタンを押します。
Mmlibが立ち上がっていないと[Mmlib]のボタンは表われません。ここでは立ち上げていますので、このボタンが有効です。スクリーンコピー(画面保存用のダイアログボックスが現れます)で「フルウィンドウ」を指定してMMLIBのボタンを押すと、
開いているMmlibにフルウィンドウ画像が表われます。一瞬でMmlibに自動的にデータベース登録されます。左側のフォルダーツリー表示ではDSSF3のフォルダー名が、インボックスのフォルダー名になります。データ名が同じくデータ名になります。右上の名称、コード、作成者、作成日付、更新日付も自動的に入ります。右側中央は分析結果の画像、右側下は分析結果のデータがテキストファイルになっています。これは音響分析システムSAの本当の分析結果です。グラフや、テーブルはその一部を見せているだけです。ここでは、測定経過時間ごとの、音響パラメーターの数値が CSV(カンマ区切り)で入っています。
スクリーンコピーのもうひとつの機能です。指定のすべてのグラフを配置を指定して画像出力できます。ここでは画面のように5枚のグラフを指定しています。
出力結果です。内容はフルウインドウのときと変わりません。5枚のグラフを横2枚に並べて1枚の画像化されています。これはランニングACFの分析結果です。インパルス応答の分析も同様です。

 

 

 

 MmlibのDSSF3専用機能としては、まずこのSAの 分析データに対して、作られていきました。SAのプログラム設定やパラメータなどや 測定時間 測定条件や、測定中の画面表示や出力グラフや、分析結果など、すべて記録する機能です。

 こうしてワンタッチで取り込んだ、たくさんのデータは、 データ整理が簡単で、研究をはかどらせ、発表や、論文作りにも、有効です。