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【実験】オシロスコープ用プローブによる電圧測定2

リアルタイムアナライザーのオシロスコープで電圧測定をしようと、前回はCR発振回路を使って較正(キャリブレーション)を行いましたが、そもそもリアルタイムアナライザーに付属しているシグナルジェネレータを使って較正してみました。

テスターで電圧測定しなければならないので、シグナルジェネレータの信号を一旦外部に出力し、それをプローブで入力します。音声の入出力機能をもっているパソコンであればよいのですが、わたしのVAIO505にはヘッドホン端子とマイク入力端子しかないのでRoland UA-5というUSBオーディオインターフェイスを使います。

 

Lchのみの出力を入力ポートのプローブにつなぎ、それをテスターの電圧計(V)で測定します。ところがそのままではゲインが小さいのか、波形が正常に表示されません。

そこでプローブのスイッチをx10からx1に切り替えます。

これで正常に表示されるようになりました。

UA-5のINPUTボリュームを絞って、波形のピークからピークまで2目盛り(div)になるよう調整しました。

 

この状態の電圧がテスターで0.24V(実効値)ですから、実際の最大値は√2倍して0.34V(340mV)になります。

今回ご紹介した方法では、UA-5のINPUTボリュームを動かすと、再度較正が必要になりますのでご注意ください。多少乱暴ですが、ボリュームが動かないようにテープで固定する方法もあるでしょう。

なお、これは「実験」ですので、当社は動作の保証および実験結果についての責任は負いかねます。プローブをご自分のパソコンに接続する場合は、ご自身の責任において試してください。どうかよろしくお願いいたします。