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「音の好み調査隊」内の「音の響き試聴室」にピアノ曲のテスト音源(モチーフ)があるので、それを使います。
計測日時 | 2002年9月20日 |
計測場所 | 東京都渋谷区 |
パソコン | DELL INSPIRON 5000e |
OS | Windows 2000 Professional |
測定分析ソフト | DSSF3 英語版 |
テスト音源 | piano1sc.wav (44.1kHz / Stereo / 7.57sec / 1,305KB) |
保存場所を聞いてきますので、パソコンのディスク上にフォルダー作成して、そこに保存します。そして、WAVE ファイルをランニングACF分析(ACF測定)します。
DSSF3は WAVE ファイルを読み込む機能がありますので「ACF測定」画面で「読込」を指定し、さきほどダウンロードした WAVE ファイルを指定してOKボタンを押します。DSSF3以外では、Windows Media Playerで再生しながら、RAの入力デバイスを WAVE か MIXER にして取り込む必要があります。
RAのランニングACF画面からランニングACF画面で、LOADを指定
ダウンロードした WAVE ファイルを指定します。
ランニングACFに取り込みました。
ピアノ曲の分析です。積分時間は2秒、ランニングステップは0.1秒刻み、タイムレンジは0.5秒で計算表示させてあります。ピアノ曲の積分時間2秒は、人間の脳がピアノ曲を聴くときに、うっとり音楽に身を任せているときの時間窓の大きさです。(「建築音響学」安藤四一著・16-17ページ) 3次元表示は、音楽をスムーズに表示するには最適です。
積分時間を1秒にして再計算しました。積分時間が2秒に満たない場合は、短くなればなるほどメロデイー以外にも聞き耳を立てることになります。肝心のメロディーは情報を失い、音楽のスムーズさを失います。ランニングACFの3次元の表示は、音楽情報をスムーズに表示できません。
積分時間を5秒にして再計算表示してみました。これでは音楽に乗れないでしょう。積分時間がそれを越えると冗長になってしまいます。
SAでの分析結果を挙げておきます。
SAで、読み出します。
計算条件です。
分析結果です。
このシステムはアナログ波形に対するランニングACF分析での時間解析から、遅れ時間の最初のピークに着目し、両耳の信号の相互相関を時間解析することにより人間の脳をシミュレーションしています。音楽を聴くときは2秒の時間窓が適切であることを3次元表示は表しています。
September 2002 by Masatsugu Sakurai