「SYSTEM-K」システム解説書 |
コンセプト 1. システム設計に対する考え方 |
2. システムインテグレーション |
3. コンピュータシステムの進化 |
4. システムの基本コンセプト |
販売管理システムとしては受注が決定すればそのデータを利用し、仕入れを自動的に行うことができます。社内の部門ごとに業務を行うのではなく、発注〜入出庫処理〜在庫管理までを一貫して自動処理することを基本コンセプトとしています。これはコンピュータを最大限に使い、人間の労力は最少で済ませるためにです。
5. システムの開発コンセプト |
ダウンサイジング、クライアントサーバーだけではなく戦略的に優れたシステムを開発しました。
Open System
Multi Vender
Windows
Local Area Network/Wide Area Network
Database
Client-Server
Distributing
Graphical User Interface (GUI)
Integrated Services Digital Network (ISDN)
などが挙げられます。
6. システムの特徴 |
1.受注入力からの一貫した自動処理
受注データを入力するだけで、あとは自動的に処理が行えるよう、革新的な自動化ロジックを大幅に採用しています。
(1)自動単価/自動値引(自動後決め単価)
(2)自動発注/自動仕入支援
(3)自動入出庫支援
(4)自動在庫管理
(5)自動売掛・買掛管理/自動入出金支援
など
2.リアルタイム処理
クライアント・サーバーシステムのネットワーク機能をフルに活用し、それぞれの業務システムの有機的な連携を図ることと、高速なデータ通信を行うことにより、様々な業務における処理のリアルタイム化を実現しています。
(1)受注/発注のリアルタイム処理
(2)在庫品目のリアルタイム管理
(3)入出庫のリアルタイム管理
(4)入出金, 売掛, 買掛のリアルタイム処理
など
3.強力なデータベースシステム
PC-serveを採用し高速処理と、大容量データベースを可能にしました。
4.高度なセキュリティ&セーフティーシステム
万が一の時に備え、大切なデータの保護や保全には万全を期しています。
(1)それぞれの端末毎に、機能と権限を管理するセキュリティシステムを装備します。
(2)サーバー機のデータ保護と電源異常対策のため、ディスクミラーリングシステムとUPS(無停電電源装置)を装備します。また、タイマー起動により、自動的にデータのバックアップ処理を行うこともできます。
(3)サーバー機の障害に備え、デュアルサーバーシステムへの対応も可能としています。
5.OAとの完全なインターフェイス
データベースは、市販の各種OA用ツールとのインターフェイスを保っています。
(1)Microsoft EXCEL(表計算)
(2)Microsoft WORD(ワードプロセッサ)
(3)Microsoft ACCESS(データベース)
(4)d-BASE(リレーショナルデータベース)
などとデータが共有できます。
1. 経営情報システムの概念モデル |
2. 経営情報管理の構図 |
3. トータルマーチャンダイジングサイクル |
4. 販売・物流業務の効率化のための目的リスト |
テーマ:営業所の販売・物流業務の効率化
サブテーマ:受注出荷業務の効率化
順位 | 目的 | 目標達成 | 効果 | ||
測定尺度 | 現状値 | 目標値 | |||
2 | 1. 手持ち在庫は完売する (1) 適正在庫を持つ (2) 死在庫を発生させない |
(1) 在庫回転率 | (1) 8回転/年 | (1) 11回転/年 | 1. 売上原価を低減し、売上利益を向上させる |
1 | 2. 注文を必ず売上に結びつける (1) 代替商品の売上をスムーズに達成する (2) 倉庫間の流用をスムーズに行う |
(1) サービス率 (2) 流用率 |
(1) 95 % (2) 10 % |
(1) 97 % (2) 80 % |
2. 営業利益を向上させる |
3 | 3. 物流コストを圧縮する (1) ピッキングコスト (2) 配送コスト (3) 在庫保管費 |
(1) 出荷要員数 (2) 配送用要員数 (3) トラック台数 (4) 倉庫面積 (5) 在庫保管率 |
(全体合計) (1) 200 名 (2) 200 名 (3) 200 名 (4) 40.000 u (5) 20 % |
(全体) 30 % 減 | 3. 営業利益を向上させる ・配転による販売戦力の強化 ・資産回転率を向上させる |
5. 販売計画達成のための目的展開図 |
6. 損益分岐点に対する影響 |
@事業機会の創造による高付加価値経営
A売価の向上または高付加価値率
B売上高増大、直接費・間接費の引下げ
C納期短縮による売上高の増加
D直接費の引下げ
E固定費の引下げ
7. 販売計画, 受注管理から原価計算, 会計に至る統合的経営情報システム |
8. OAによるオフィス・システムのモデル |
9. システム導入前の事務管理の体系と改善項目・目標 |
業務管理系システム 1. システム概要図 |
2. 受注・売上管理系システム |
受注処理
得意先からの受注内容をサーバー上の受注ファイルに登録します。受注情報の登録に際して有用な数々の参照機能を持っています。
おもな機能
登録 | 一般受注情報[確定, 予定] | |
直送受注情報 | ||
預り受注情報 | ||
引当情報 | ||
加工受注情報 | ||
更新 | 在庫マスタ,入出庫履歴 など | |
照会 | 受注状況[予定, 確定, 実績] | 営業担当者別, 得意先別, 銘柄別, 倉庫別 他 |
仕入状況[発注, 確定, 実績] | 仕入先別, 倉庫別 他 | |
預り状況 | 全件, 得意先別 | |
引当状況 | 全件, 得意先別, 倉庫別 | |
在庫状況 | 銘柄別, 倉庫別 [預り状況/引当状況/入庫予定] | |
入出庫情報 | 期間指定, 銘柄別, 倉庫別 | |
自動単価 | 市況品単価, ファンシー単価 |
自動単価
対象となる商品やその販売方法の違いによって異なる複数の販売単価の設定方法の中から
適した方法を選択し、膨大な件数にのぼる商品毎の販売単価を自動的に設定します。
□ 自動単価
は従来の事務作業上の手間や、間違いをなくします。
自動単価の種類
市況品単価 | 紙の市況(相場)によって価格が左右される商品を対象とします。 |
ファンシー単価 | 販売数量によって価格差がある商品(小間紙)を対象とします。 |
指数単価 | 定価に対する指数(掛率)によって販売する商品を対象とします。 |
特値単価 | 得意先との価格折衝により特別に価格を設定した商品、または、期間を限定して特別な価格で販売する商品を対象とします。 |
自動単価の概要
市況品単価 | 銘柄別に基準ベース単価,米坪格差(up値),その他格差(up値:色格差,半才格差など)と得意先ランク別ベース単価(最大80ランク)を設定して商品毎の単価を求めるか、あるいは、得意先別,銘柄別のベース単価と販売数量格差(枚,束,連など最大5項目)を設定して商品毎の単価を求めるかの、何れかの方法によって、受注時に最適な単価が自動的に設定されます。 |
ファンシー(小間紙)単価 | 銘柄別に得意先ランク(最大5ランク)を設け、更に各々の得意先ランクに対して価格体系(枚,束,連など)に応じた数量格差による単価(最大5項目)を設定することにより、商品毎の最適な単価を自動的に求めます。 |
指数単価 | 銘柄別,商品毎の定価情報と、得意先別,納入先毎の販売指数(掛率)によって、受注時に販売単価を自動的に計算します。また、販売単価を自動計算する際の"まるめ処理"(1円未満四捨五入/10円未満切り捨て など)の機能も備えています。 |
特値単価 | 得意先別,銘柄別,商品毎に、直接の販売単価を登録しておき、受注時にはこの単価を設定します。尚、販売単価を設定する際に、特値単価は他のどの単価設定の方法よりも優先されます。 |
自動値引
自動値引処理は、得意先や仕入先との単価変更(後決め単価)に対応します。検索処理によるデータの絞り込みやシミュレーション機能により、正確に単価を変更することができます。
3. 発注・仕入管理系システム |
□ 発注管理系システムは、ネットワークで接続された受注システムや自動在庫管理システムと連動した自動発注管理が基本となっています。
□ 抄造計画のための強力な機能も備えています。
□ 社内における事務上のミスをなくし、ペーパーレス(伝票,台帳)や入力レス(伝票入力)を促進させ、完全なリアルタイム受発注システムを実現しています。
[機能の概要]
・
「自動単価」: 仕入先および商品別の仕入単価を自動的に設定します。
・ 「自動値引」: 仕入先,商品,期間など、指定した範囲の仕入単価を一括更新します。
・
自動発注処理支援: 受注システムや在庫管理システムと連動し、過去の取り引き実績や、適正在庫数量に基づいて算出された、商品の不足分の発注を要請します。算出数量の発注ロットへの変換も自動的に行います。
・発注に関する情報(在庫品,直送品など)や仕入に関する情報(仕入品,分納品,保管品,返品など)を入力したり、注文書などを発行します。
(1) 抄造計画支援システム
自動抄造計画支援 :
製紙メーカーに対して抄造依頼を行うような特約店の業務について、コンピュータが自動処理を行います。
・抄造品の品目ごとの依頼数量の自動算出
(マニュアルによる依頼数量の修正も簡単に行える)
・抄造申請書の印刷,抄造依頼リストの印刷
・抄造情報の管理
・抄造品納入予定日,納入数量の照合
(2) 自動発注支援 (仕入サイド)
自動在庫最適化発注処理支援
:
抄造品以外の商品の発注を行うような業務に対して自動の処理を行います。
・商品ごとの最適発注数量の自動算出
・注文書の印刷(発注書),発注リストの印刷
・発注情報の管理
・発注品納入予定,納入数量の照合
発注管理品目 : 全品目
在庫管理品目 : 倉庫および所定の場所に在庫を持つ品目
抄造管理品目 : 抄造計画品
自動発注処理
商品の販売実積や在庫数の変動により、発注が必要と思われるデータが画面に表示されます。その中から必要なデータをマウスで選択することにより、発注データが瞬時に作成されます。
抄造計画処理支援
抄造計画処理支援は製紙メーカに対する抄造品の発注処理を支援します。過去の販売実績に基づいて、月平均や比率(0〜200%)を加味した発注数量を算出します。これにより、事務作業量,発注もれ,入力ミスを減少させることができます。 |
発注処理支援
発注処理支援は『売れた商品を発注する』という考え方に基づくものです。販売実積データの読み込み期間は任意に設定できるため、様々な発注サイトに合わせて運用することができます。これにより、事務作業量,発注もれ,入力ミスなどを減少させ、受注機会の損失を防ぐことができます。 |
在庫最適化処理支援
在庫最適化処理支援は『在庫不足の商品を発注する』という考え方に基づくものです。商品の発注に必要な
現在庫数量,入庫予定数量,出庫予定数量
から実効在庫を計算し、適正在庫に満たない商品を発注の対象とします。 [実効在庫数] =[現在庫数]+[入庫予定数(発注残)]−[出庫予定数(受注残)] [入庫必要数] =[ファジー結果]−[実効在庫数] [ファジー結果]=[ファジー関数(適正在庫数,実効在庫数)] |
※ファジー理論
ファジー理論は強力でありながら単純直裁な問題解決技法であり、制御と意思決定の
分野に適しています。
ファジーの特徴 | ||
・ 曖昧 | ||
・ 不確定 | ||
人間の推論能力に近い = | ・ 定性的 | → 結論を導く |
・ 不完全 | ||
・ 不正確 |
在庫最適化処理では、ファジー理論を使って最適な入庫必要数を計算します。
補充品発注処理支援
販売予測(ファジー理論)を考慮し、適正在庫数量,受注残数量,発注残数量に基づいて、抄造品以外の在庫管理品の中で、仕入の必要性のあるものについて最適な発注数量を算出します。
[機能概要]
@ファジー理論を用いた商品毎の最適入庫必要数量の自動算出
A発注データの自動作成
B発注ロットを考慮した注文数量の変換(まるめ)処理
Cマニュアルによる発注数量の変更
適正在庫数量,受発注残数量を基準としているため、過剰在庫がなくなります。
また、ファジー理論の採用により、出庫のスピードに合わせて発注することができるため、在庫量の削減が期待できます。(効率的在庫管理)
補充品発注処理支援
入出庫データ |
受発注データ | 商品マスタ | 在庫マスタ | |||
↓ |
↓ |
↓ |
↓ |
|||
補充品発注処理支援 |
||||||
↓ |
||||||
発注データ |
補充品発注処理支援
発注方式と在庫量の関係
何を見て発注するか? |
→ |
出庫のスピードを見て発注する |
→ |
在庫量の減少が期待できる |
→ |
在庫残高を見て発注する |
→ |
在庫量の減少は望めない |
4. 在庫管理系システム |
□ ネットワークで接続された受発注/入出庫管理システムと連動して、リアルタイムな自動在庫管理を実現します。抄造計画とも対応しています。
□ 数万件を越す品目の 在庫量,入庫予定数量,出庫予定数量,預り品の数量,引当数量,最適在庫数量
が自動的に管理できます。
□
コンピュータによって在庫数量を最適に調整したり、ファジー理論によって最適な発注数量や抄造計画の数量および品目を決定するなど、熟練した仕入担当者の代わりを行うシステムです。
[機能の概要]
・「自動在庫管理」 :受注情報,発注情報,入出庫情報に基づいて、リアルタイムな在庫量や在庫金額の管理を自動的に行います。
・「自動在庫補充支援
」:ファジー理論によって算出された最適在庫量に満たない商品の補充を要請します。
・商品ごとの在庫量や在庫金額の経時変化をグラフ表示したり(在庫分析)、在庫量,在庫金額などを補正したり(棚卸し管理)、倉庫間の商品の移動を管理します。
・在庫状況や入出庫実績などの問い合わせに対する情報を提供します。
自動在庫管理
入出庫管理システムの入庫情報や出庫情報に基づいて自動的に在庫情報を更新します。
また、この在庫数量と受注残数量(出庫予定数量)および発注残数量(入庫予定数量)により、実効在庫数量を求めます。そして、ファジー理論により実効在庫数量と適正在庫数量から補充発注数量を求め、在庫数量を常に最適に調整します。
5. 入出庫管理系システム |
□
ネットワークで接続された在庫管理システムと連動して、リアルタイムな入出庫管理を実現します。また、仕入管理システムと連動して自動仕入支援を実現します。
□
入出庫管理システムは自動発注システムと連動した自動入出庫支援システムを持っており、非常に簡単な操作で入出庫管理が行えます。具体的には、入出庫のデータを選択してマウスでクリックするだけですが、コンピュータ内部では多種の仕事を多重的に処理し、かなり複雑な機能を自動化しており、最終的には自動在庫における入出庫予定数量と在庫数量の更新をリアルタイムに行います。
[機能の概要]
・自動入庫支援
:発注データに基づいて入庫情報を自動的に作成します。
・自動出庫支援
:受注データに基づいて出庫情報を自動的に作成します。
・入出庫予定などの問い合わせに対する情報の提供を行います。
・倉庫と各店の間で入出庫予定情報や入出庫実績情報の伝達を行います。
・出荷伝票や納品伝票を発行します。
入出庫処理支援
販売会社において商品の在庫数を正確に把握することは重要な課題です。入出庫処理支援の機能を倉庫管理部門で利用することにより、正確な在庫管理が可能になります。
入庫処理支援
入庫処理支援は『発注した商品は入庫する』という考え方に基づくものです。担当者は画面で入庫予定を確認しながら作業を進めます。これにより、事務作業量が軽減され、入庫洩れ,入力ミスが減少し、在庫数の不一致がなくなります。
出庫処理支援
出庫処理支援は『受注した商品は出庫する』という考え方に基づくものです。担当者は画面で出庫予定を確認しながら作業を進めます。これにより、事務作業量が軽減され、出庫洩れ,入力ミスが減少し、在庫数の不一致がなくなります。
6. 売掛・買掛・入出金管理システム |
□ 締日による請求書発行と連動した売掛金管理、および受取請求書による買掛金管理システムは、ネットワーク接続された受発注システムおよび入出庫管理システムと連動して、自動の売掛/買掛管理を行い、入出金管理システムに対する支援情報を創り出します。
□ リアルタイムな売掛/買掛の管理を実現しています。また、各種プリンタに自由に出力できる請求書発行システムを持っています。
[機能の概要]
・自動売掛管理
:受注情報や入金情報に基づいて売掛金・請求データを自動的に作成します。
・自動買掛管理
:仕入情報や支払情報に基づいて買掛金データを自動的に作成します。
・自動入出金支援 :自動の売掛/買掛管理により、入出金管理に対する支援情報を作成します。
・入金情報や支払情報の入力、値引き,加工費,運送費,倉庫費用など経費の入力を行います。
・請求書を発行します。
・請求明細や入金状況,支払明細や支払予定などの問い合わせに対して情報を提供します。
自動売掛管理
請求〆処理により、受注データから得意先ごとの〆日に基づいて請求データを作成します。また、月次処理により、受注データと入金データから自社の〆日に基づいて売掛金情報を更新し、自動の売掛金管理を行います。
自動買掛管理
支払〆処理により、仕入データから得意先ごとの〆日に基づいて支払照合データ(受取請求書との照合用データ)を作成します。また、月次処理により、仕入データと出金データから自社の〆日に基づいて買掛金情報を更新し、自動の買掛金管理を行います。
自動入金処理支援
請求〆処理により作成された売掛情報の未入金データから、入金処理における振替登録のデータを自動的に作成します。 |
自動出金処理支援
支払〆処理により作成された買掛情報の未出金データから、出金処理における振替登録のデータを自動的に作成します。 |
7. 手形管理システム |
□
売掛・買掛・入出金管理システムと連動し、手形による入出金の情報や、手形の運用計画を登録します。
□ 登録された運用計画に従って、銀行口座別に入金予定,出金予定を管理し、資金繰り情報を作成します。
□
WANに対応しており、他店の手形情報を通信回線を介して収集することができます。これにより、全店の手形情報を本社で一括管理することができます。
[機能の概要]
・ 手形情報 : 手形区分, 手形番号, 手形種類, 受取日/支払日,
得意先, 手形期日, 金額, 振出/支払銀行 他
・ 運用計画 : 取立, 割引, 支払, 担保, 譲渡 他
・ 印刷帳票 : 手形取立依頼書, 商業手形割引申込書,
受取手形台帳, 支払手形台帳, 手形決済一覧表 他
手形情報の流れ
8. 経営情報システム |
指定した年月の 売上,仕入,値引 に関するデータを集約し、経営判断の基となる各種の情報を提供します。
□ 部課別,担当者別売上情報の提供
・
指定された年月の売上状況を部課別にグラフ表示し、更に該部課内の営業担当者別の売上状況をグラフ表示します。
・
部課別営業担当者別の売上状況を一覧形式で表示し、その一覧表を印刷します。
□ 売買情報の提供
・ 指定された年月または年間の 部課別,営業担当者別,得意先別,仕入先別,銘柄別
の 売上状況(重量,金額,粗利)や仕入状況
を一覧形式で表示します。
・
一覧の中から選択されたデータの年間推移グラフを表示します。
□ 拠点別売上情報の提供
・
指定された年月の営業拠点ごとの売上状況(売上金額または粗利の実績値,目標達成率,前年同月比)をグラフや一覧形式で表示します。
・
全社または営業拠点ごとの売上状況の年間推移をグラフ表示します。
9. 財務会計システム 「飛鳥」 |
□ 仕訳伝票の入力、もしくは販売・仕入・入出金管理からの自動仕訳データに基づく総勘定元帳や、BS/PLの出力は勿論のこと、資金科目を取り入れた資金繰表や資産運用表の自動出力システムや、製造原価計算システムにまで対応させることができます。
□ 仕訳入力において、通常の勘定科目に加え、取引の内訳細目を摘要として登録することにより、仕訳データを単なる経理データに終わらせることなく、経営情報として活用することができます。
□
WANに対応していますので、各営業拠点ごとに入力されたデータを本社に送信し、本社で全社のデータを一括管理したり、本社で拠点ごとのデータを管理することができます。
[機能概要]
■日次処理
・ 振替伝票の入力 :
伝票の新規登録および修正,適用辞書の登録
・ 登録済み仕訳伝票の検索
・ 仕訳伝票の印刷(仕訳日記帳の作成)
・ 伝票の送信
■月次処理
・
合計残高試算表の作成(本社では各営業拠点ごとの試算表の作成も可)
・ 総勘定元帳の作成
・ 月次報告書の作成 :
貸借対照表,月次損益計算書,期間損益計算書
■本決算および中間決算処理
・ 合計残高試算表の作成
・ 総勘定元帳の作成
・ 決算報告書の作成 :
貸借対照表,期間損益計算書,販売費・一般管理費集計表,製造原価報告書
■問い合わせ機能
・ 仕訳伝票の検索 :
(1). 伝票の内容(伝票日付,伝票区分,拠点,適用辞書,伝票辞書)による検索
(2). 入力日付による検索
・ 科目残高の参照(本社では拠点ごとの残高参照も可)
10. 飛鳥・経営情報分析システム |
飛鳥・経営情報分析システムでは、経理会計システム「飛鳥」で入力されたデータを基に経営指標となる数値を求め、様々な角度から経営分析のための資料をグラフにより提供します。
経営分析のための資料の概要
指定勘定科目月次推移グラフ |
・勘定科目単位の月次推移を参照するためのグラフ ・グラフに表示する項目を設定 : 勘定科目の指定,表示年度の指定,残高表示の有無 → 設定した内容を保存 |
損益計算月次推移グラフ |
・P/Lをグラフ化し、毎月の損益状態を参照するためのグラフ ・売上高,売上総利益,営業利益,売上原価,販売費および一般管理費,経常利益 を表示 ・表示年度の指定: 当期,当期&前期,当期&前期&前々期 の3種から選択 |
損益計算年次推移グラフ |
・P/Lをグラフ化し、毎年の損益状態を参照するためのグラフ ・売上高,売上総利益,営業利益,売上原価,販売費および一般管理費,経常利益 を表示 ・過去5年間分のデータを表示 |
財務構成推移グラフ |
・B/Sをグラフ化し、年度ごとの財務構成推移を参照するためのグラフ ・流動資産(当座資産,固定資産,その他流動資産),固定資産(有形固定資産,無形固定資産,投資など),繰延資産,流動負債,固定負債,引当金,資本 を表示 ・過去5年間分のデータを表示 |
損益分岐点グラフ |
・勘定科目ごとに固定費,変動費への振り分けが設定できる ・表示の対象となる年度の指定: 当期,前期,前々期 から選択 ・損益評価のシミュレーション機能を持っている |
経営総合評価グラフ |
・資金力,安全性,収益力,資金運用力,成長性,企業力
を評価ポイントにして数字とレーダーチャートで表示 ・勘定科目ごとに、人件費,付加価値,売上債権 への振り分けが設定できる。 ・企業ごとに評価基準を設定することができる。 |
メンテナンス システムインテグレータのメンテナンス |
コンピュータメーカーや販売会社によって導入されたシステムのメンテナンスは、ハードウェアの故障に対する修繕や、システムソフトの不具合あるいはバージョンアップへの対応など、現実として発生した障害を収束させるための直接的な作業であることが一般的です。
これに対して、我々システムインテグレータにとってのメンテナンスは、導入された企業におけるコンピュータシステムの総合的な運用が円滑に行われるよう、ハードウェアやシステムソフト,アプリケーションソフトに対して最適なチューニングを施したり、システムの有効利用を図ることや運用上の障害を回避するための指導を行ったり、データベースを保全するための技術的支援を行う
など、システムの能力を最大限に引き出すための作業や、障害発生の予防策を講じることなどを含めた、もっと広範囲なメンテナンス業務を対象とします。(ハードウェアの故障や、システムソフトの不具合などへの対応は、各メーカーの保証規定に準拠します。)
また、システムを導入された企業における電算室の運営業務全般に対する支援は、別途、アウトソーシングの契約により対応させていただきます。
メンテナンスの範囲
コンピュータ システム |
ハード ウェア |
サーバーマシン |
一般的な メンテナンス 範囲 |
当社の メンテナンス 範囲 |
クライアントマシン | ||||
ネットワーク機器 | ||||
I/O 機器 | ||||
ソフト ウェア |
システムソフト(OS、データベース、通信ソフト など) | |||
アプリケーションソフト(各種の業務ソフト など) | ||||
システム運用 |